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ホルン

  • 2005-07-23 (土) 4:44
  • 日記

「ホルニストという仕事」
 春秋社
 ポール・プリッチャード編

面白そうなので読んでみることにした。
イギリスで活躍している現役の4人のプロのホルン演奏家が、実際の自分達の経験やエピソードを例に「ホルン演奏の仕事の現場とはどういう物なのか?」を後学者のために手引きしている。

まだ途中なのだがとても面白い(^^)
例えば
○若手がオーケストラで初めて仕事をする場合は、その彼の情熱とは裏腹に
 アンサンブルに溶け込むよう目立無い存在にとにかく徹すること。

○指揮者に自分の意見をぶつけない。

○曲の要所では他のベテラン奏者より僅かに吹き始めを遅ら
 せて出足のピッチの狂いやイントネーションの悪さをうま
 く誤魔化すといい。

○他のパートとのユニゾンの時、ピッチのずれを感じたら
 ビブラートを多めにかけることで緩和させる。

等など、実にぶっちゃけていてとても興味深い。

その他の章では、スタジオ録音での心構え、クリックとの同期演奏やシンセとのアンサンブル、映画音楽の録音についても取り上げられていて、この辺は中々勉強になりそうだ。
読者が演奏者という前提で書かれている本だけど、自分達のように演奏してもらう側にとっても有意義な内容だと思う。

ちなみにスタジオ録音の経験の長い作者がよく作曲家からシーケンサーで打ち込んだデータをプリントした譜面を渡される事があるのだが、時々コンピュータの演奏故に「息継ぎが出来ないフレーズ」や、「技術的に不可能な譜面」があるとのことで、ここは「自分も注意しなきゃ」とこっそり思った(^^;

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齋藤 博人(HIROTO SAITOH)

サウンド・デザイナー
東京都生まれ。
1998年に工画堂スタジオを退社し、以後はフリーランスとして活動。
民俗音楽、ジャズ、テクノ、オーケストラサウンドと多岐のジャンルに渡って作品を創る。

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